橋づくりへの情熱と技術力で高品質な現場施工を

大千原橋撤去工事

施工場所:群馬県南牧村

明巧現場代理人・職長:相川貞行工事部長(建設マスター・PC基幹技能士)

コンクリートアーチ橋の撤去工事です。昭和28年竣工ですので69年経ってます。全体的に経年劣化による損傷個所が非常に多くみられます。

南牧川の清流や環境に危害の無い施工方法も検討しました。

まず橋体下に支保工(HSトラス+支柱式支保工)を組立て解体ブロックの受け材を仮設します

HSトラス組立状況,施工ヤードが狭く組立は建て置き組立です。転倒防止方法を検討し工夫しました

連結組立し対傾構(横の連結)を取付、HSトラス1基の重量は約3.5t(トヨタクラウン2台分)ってとこでしょうか

クレーンで架設を行い,所定の位置まで横取り(上部に橋体があるので仮置きし横移動)設置しました。

トラス4基架設完了!この4基が橋体の荷重を受け支えます

トラス上部に山留材を敷設し支柱式支保工の組立に入ります

支保工・足場が組みあがってまいりました。橋体は支保工材で見えずらくなっています

仮設材が組みあがり本格的に解体工事の始まりです。ワイヤーソー切断です

ワイヤーソーで床版を輪切りにしブロックごとの解体になります。重さは約5tあります。60㎏の人間が約83人分の重量です

ブロックはヤードにてジャイアントブレーカー・バックホーでの解体になります。

繰り返しカット,解体,カットという流れでブロック,橋体を壊していきます

床版下の柱材の解体です。コア削孔機を使い切断,クレーンで吊り出します

アーチ部分の解体です。こちらも床版と同じくワイヤーソーで輪切りにしクレーンで吊り出します。

アーチのセンターを撤去しています。切断後はアーチ部の全荷重が支保工へ掛かります

ここで活躍するのが先行で組立てた支保工材(青いHSトラス・支柱式支保工)です。アーチ部分の荷重を下で支え受けているのでアーチが落下することはありません。

橋体撤去完了です!

大千原橋、69年間お疲れさまでした。

仮設材の解体を行い河川の復旧を行い工事完了です

 

すべての解体工事が無事に完了いたしました。

解体工事と言っても安全を最優先するためには大規模な設備が必要となります。

近隣住民の皆様と協力会社の協力あっての結果です。

心よりお礼申し上げます。ご視聴ありがとうございました!

 

 

copy right meiko co.,ltd


TOP