橋づくりへの情熱と技術力で高品質な現場施工を

山寺入橋下部工工事

施工場所:群馬県富岡市

現場代理人(主任技術者):相川 貞行工事部長(建設マスター・PC基幹)

この工事は群馬県前橋市,高崎市,安中市及び富岡市を結ぶ広域的な交通を担う西毛広域幹線道路の下部工(橋台・橋脚)工事です

令和4年現在で部分的に開通している西毛広幹道ですが,未開通・工事中の部分も所々見られます

全線開通は令和9年度の予定だそうです

それでは工事の説明に入りましょう

橋台・橋脚・基礎は主に下部工と呼ばれ上部構造物を支える構造体で,荷重を地盤に分散して伝える役目があります

上記の写真では型枠材をパネル形状にしクレーンで吊り込んでいます

基礎部(フーチング)をコンクリート打設後,足場を組立て型枠・鉄筋を組立てます

予め一定の施工量を定めておき順次コンクリート打設を行っていきます

生コン打設は専用の締固め機械(バイブレータ)を使い入念に締め固めていきます

生コン打設は一発勝負で失敗は許されません。この締固め作業で出来が変わってしまうので作業前の打合せ・ミーティングでは使用方法,手順の確認などを入念に行います

足場の組立状況です。足場もヤードでユニット化し上部で連結組立を行っております

この工法により高所での作業の簡素化(危険作業の削減)と工期の短縮を図っています

足場を組立て型枠・鉄筋を組みコンクリートを打設…繰り返し作業ですが高所作業なので墜落防止設備・処置の検討は欠かさずに行います

型枠をクレーンで吊り込んでいきます。型枠はクレーンで吊れる荷重で扱いやすい幅・高さを考慮し,連結パネルとし施工時間の短縮を図っています

型枠には生コン打設時のコンクリートの側圧に耐えれる強度が必要です。型枠の固め方法も十分な検討を行い施工を行っております

事前に型枠計算を行う,それに現場の状況を踏まえ職人のカンをプラスすることで確実な打設作業が行えます

コンクリート打設は主に打込み班と左官班に分かれます。打込み班は外観や締固め,打込み時間を重点的に,左官班は仕上がり高さと均等な均し,美観に優れた仕上げを行います

このようにしてコンクリートを打ち継ぎ,正確な寸法と美観に優れた構造物が出来上がります

最終のコンクリート打設が終え養生期間を設けた後,いよいよ足場の解体に入ります

組立同様解体もユニットをクレーンで吊上げヤード内で小バラシしていきます

足場を解体しますと出来上がった橋台のお目見えです。この時が一番ホッとすると言いますか,落ち着ける瞬間でもあります

橋脚は2基施工いたしました

 

橋台1基,橋脚2基の施工も無事に終了致しました

こちらの工区は山間部ということもあり開通となるとまだまだ時間が係ると思われます

この先は土工事,上部工工事と大掛かりな工区になると思います。安全第一でこちらの工区を終えられることを願っております

 

最後にこちらのHPにアップさせてますが,箕榛大橋(小堀川橋梁),秋間川橋,その他に九十九川大橋,榛名白川橋,オーバーブリッジ等々,西毛広幹道において弊社も数橋施工に携らせてもらいました。今回山寺入下部工工事が新たに追加されましたが,各工事にあたり協力していただいた皆様にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。

ご視聴ありがとうございました。

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