施工場所:東京都町田市
現場代理人・主任技術者:小林 秀人(建設マスター・PC基幹)
町田街道のバイパスとして役割を持つ「都市計画道路 町田3・3・36号線(通称)新町田街道」における「旭町陸橋」の工事の様子を紹介します。
新町田街道とは,町田街道の慢性的な渋滞を解消するために建設されたバイパスです。この旭町陸橋下には恩田川が流れており,恩田川が形成する谷を跨ぐための陸橋となります。
施工概要はPC4径間連続コンポ橋(橋長132m),架設桁16本,となります。
《架設桁架設》
当現場では架設桁(エレクションガーダー)架設工法を用いた架設を行いました。最も標準的な架設工法であり,種々の現場条件に適合する工法の一つです。
旭町陸橋ではエレクションガーダー上を主桁移動させる上路式での架設です。架設桁架設は上路式,下路式,吊下げ式,抱込み式と様々な工法がありますが,どの工法におきましても弊社では実績と経験を活かした施工を行っております。
《主桁降下・据付》
架設桁上を移動してきた約120tの主桁は両サイドの桁吊門構で吊上げ油圧ジャッキを用いて降下させます。
《主桁軌条》
主桁は上記写真の様にレール上を自走台車に載せて移動します。約120tの主桁が前進移動していきます。
こちらの現場では2日に1本の架設で施工を行いました。1日目はセグメントの荷降ろしから緊張作業(プレストレッシング),架設に伴う各段取りを行います。
2日目は主桁を前進移動させ架設・据付を行いました。桁下付近には近隣の民家や市道が走っています。この様な状況下で落下物やミスを犯すことはできません。よって工程に多少の余裕を持たせ,各作業の点検・確認により多くの時間を掛けました。
《据付状況》
主桁据付を行いますと支承部分のモルタルを打設します。主桁の転倒防止材を取付け各固定を行いモルタルを打設することで工事中の大きな地震などでの災害を防ぎます。
《完成写真》
新町田街道の開通が楽しみであります。
こちらの現場は近隣住民の方々と非常に近い,接近した現場でありました。よって住民の方々とのコミュニケーション,信頼関係を重要視することがとても大切です。
弊社の施工も無事事故なく完了いたしました。
ご協力いただきました工事関係者の皆様,近隣住民の皆様,大変お世話になりました。
ご視聴ありがとうございました。
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