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保川橋梁上部工工事

施工場所:山梨県早川町

現場代理人・主任技術者:小板橋春助(2級土木,PC基幹技能者)

 

山梨県早川町を流れる早川水系の支流の保川(ほうかわ)

南アルプス東斜面の麓に位置し海抜約800mです。自然が本当美しいです。

この保川流域には民家工場等ほとんどなく,透き通った綺麗な清流が流れています。

上から川を見下ろしても水量は豊富で透明度が高いことがわかります。私は魚釣りをしないのですが,釣り客にとっては絶好のポイントだそうです。

 

それでは工事の説明に入ります。

この工事は渓谷にPCコンポ桁2本を架設し上部工事を行います。

主桁は予め工場で分割製作しトレーラーで運搬を行います

分割製作された断片をセグメントと呼び,当現場ではトレーラー運搬されたセグメントは主桁1本につき5本となります。

セグメントを上記写真の様に台車に預け転倒防止を行います。この作業を5本分繰り返しセグメントを連結していきます。

このセグメントにはPC鋼材は入っておりませんので,5本連結後にPC鋼材を挿入してプレストレッシング(緊張)を行います。

緊張後は架設作業となります。架設機は上記写真の黄色い鋼材が架設機です。中央の横方向の梁が架設桁,左右に門構(もんこうと読みます),この架設機を使って主桁約120tを架設します。黄色い架設桁後方に主桁が見えますね。架設桁は水平設置ですが,こちらの現場は約7%の縦断勾配があります。橋台の高低差がありますのでこのように落ちてしまったのではないかと錯覚を起こしますが,これが所定の据付位置です。

セグメントを連結接合し緊張を行った後は上記の様に架設桁上部を前進移動させます

門構の吊り装置を用いて主桁を吊上げ,横移動→主桁の降下を行います。この降下作業は大型のチェーンブロックを使用しますので4人掛かりでひたすらチェーンブロックを巻き下げます。体力勝負ですね。8人掛かりで120tの橋桁を降下させる。この達成感はなかなか味わえないものだと思います。

主桁2本の架設が完了しました!

やり切った男たちです!!

冬に差し掛かる時期でしたが標高800mはとても寒かった記憶があります。このPCコンポ桁2本を架設後はプレキャストPC床版(工場製作)を架設していきます。

上記写真中央のスペースにPC床版を架設設置し,左右の張出・地覆部は現場施工となります。PCコンポ桁の特徴はプレキャストPC床版を使用したPC合成桁橋で現場作業の軽減,施工の合理化・省力化を図った橋梁形式です

このようにして架設工事は安全かつ順調に施工完了いたしました!

このあとの張出施工も無事完了し,無事故で当現場を完成させることができました。

美しい清流と自然の中での仕事は忙しい時もありますが心落ち着きますね。達成感の大きな現場でしたね。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

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